いただくものは夏も小袖
小袖は絹の綿入れのことを指し、冬に使うものでした。それでも、いただけるものであればすぐに役立たなくても何でももらいましょうという意味で、欲の深いことのたとえとして使います。また、「もらうものは夏も小袖」も同じ意味で使います。ちなみに、小袖に対して木綿の綿入れのことは「布子」といいました。
このコーナーでは着物にまつわる雑学をご紹介していきます。着物から生まれたことわざや習慣は身のまわりにたくさん。その意味を知り、ルーツをたどることで、着物がより身近な存在になるのでは?